ウメ
(梅)中国原産 バラ科の落葉小高木
梅は曹洞宗宗祖道元禅師が特に愛でられた花で、曹洞宗の御詠歌を
梅花流御詠歌と呼ぶいわれです。まだ寒い境内に凛として咲き始め、
春が近いことを教えてくれます。住職は毎年梅干しを作ります。その梅を
取る実梅の木も何本かあります。枝垂れ梅も1本あり、なかなか優美な
姿を見せてくれます。
クロッカス
南欧〜小アジア原産のアヤメ科の球根植物
住職が球根を買ってきて花壇の縁に植えました。まだ花がほとんど無い
早春の境内に黄色い花をさかせてくれてびっくりします。梅の花と春の
訪れを競うように咲きます。
スイセン
(水仙) ヒガンバナ科の多年草
春の花と言うよりは冬の花かもしれません。12月頃から咲き始めます。
寒さの厳しい冬の間も花は絶えることなく咲き続けます。冬の間の切り花に重宝します。その芳香も素晴らしく、こんな小さな花のどこからといつも感心します。
ラッパスイセン
スイセンより遅れて春が来てから咲き始めます。檀家の方に
苗をたくさんいただき、住職がせっせと植えました。檀家の方
にも手伝っていただきましたが、山に近い所は、鹿に食べられ
てしまいました。
サンシュユ
朝鮮、中国原産 ミズキ科の落葉高木
ユキヤナギの白い花で境内が埋め尽くされる3月末から4月に白と競い合うように黄色い花をつけます。
ミツマタ
中国原産 ジンチョウゲ科の落葉低木
和紙の原料となる木ですが、春には葉より先に、花だけ咲かせます。
枝が3つに分かれ、なるほどミツマタですがお世辞にもいい枝ぶりとは
いえません。珍しい花なのか、お客さんに花の名前を聞かれる木No1
です。
レンギョウ
中国原産 モクセイ科の落葉低木
サンシュユと同じ時期にユキヤナギの白と競い合うように鮮やかな黄色い花を咲かせます。大きくなるのも速い木で、境内のあちこちに植えてあります。